雑誌「チルチンびと」90号掲載「栃木県/S邸」
10/10

上/夕暮れ時の塩見邸。山々に抱かれ、東京で暮らしていたときとはまったく違う時間が流れる。右下/二間続きの和室を見る。この日はバンダジと床の間にキャンドルをしつらえた。 左上/イタリアで求めた、キャンドルのための道具。上から、炎が大きくついたまま燃え尽きないキャンドルの芯をとるためのハサミ、溶けた蠟に埋まってしまった芯を掘り出すもの、円形状のくぼみを炎にかぶせて消すためのもの2種。左下/ダイニングのしつらえ。土壁には、馬具(左)と動物を模した肉切り包丁が。包丁は現在はヨーロッパのマーケットでも出回ることが少なく、見つけたら求めるようにしているそうだ。家は、生活するだけの場所ではない。想像力を膨らませ、好奇心を育み、自分自身と向き合い新しい何かが見えてくる

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